「999」の悲劇

8月20日(土)、ほとんど日中は寝て過ごしてしまったため、夕方から街に繰り出し(街のど真ん中に住んでいるから、近所の商店街感覚だけど…)、スイスの友人へのお土産を買いに走りまわる。夜から洗濯+荷造りを開始。そんなわけで、深夜1時過ぎ頃に母が泊まっているセルリアンホテルへ合流。ふ〜*
8月21日(日)、なんせ朝10時ぐらいの飛行機だったもので、セルリアン6:50発のシャトルバスに乗った。
聞いて!! シャトルバスに荷物を乗せる時に付けられるタグ、番号は常にランダムなのに、私の番号ななんと「999」だったの!! 
・・・もしかしてこれはラッキーサイン?!?!・・・
なーんて思った私は甘かった。ここから色んな悲劇が始まった。

まず、今回のエアーは、SWISS INTERNATIONALだった。そう、SWISS AIRが倒産して、一揆にブランドステイタスを失くした航空会社。挙句の果てに、LUFTHANSAに買収されてしまったというオチ。今や、「LUFTHANSAの方がまだマシ!!」といわれるSWISSなのである。
まぁ、そうは言ってもかつては輝かしいNo.1航空会社だったSWISS AIRが母体なわけだから、そんなには酷くないだろうと思っていた…しかし、酷かった!!
まず、一番驚いたのが、食器が全部紙だということ。昔のSWISS AIRは冷たい飲み物もちゃんとしたグラスのコップで出てきたのに・・・、なんとSWISSは温かい飲み物まで紙コップ!! ブランケットはペラペラのナプキンみたいな布で、しかもビニールに入っていなくて、ヨレヨレのが適当にたたんで置いてある状態。国内線じゃないんだからーっ!!
イヤホンは、最初もらったものでは何も聞こえず、2回目に新しいのを持ってきたものもノイズ状態で、3回目でやっと正常に聞こえたよ。そして最も最悪なのが、やる気の無いスッチーたち!! イヤホンが聞こえなかったときに、アテンダントを呼ぼうと思ってボタンを押しても、誰も気付かない。結局、通り過ぎた人に無理矢理話しかけるんだけど、ランプはずっと最後まで点きっぱなし!! しかもJALの提携便だったので、JALのスッチーも乗っていた。かなりのベテラン、しかしやる気無し。凄く失礼な話なのだが、キャプテンとかクルーの人の名前を確認せずにしゃべっるから、名前が読めない!! 何度も言い直す。それも離陸の時だけでなく、着陸後の挨拶の時も名前間違えていた。本当に失礼な人!!
しかし最大の悲劇は、夕食の後に起こった。フライト前に座っていた人が大きい人で、シートを後ろに揺らしまくる。すぐ半腰状態や体勢を変えようと、シートを腕で押すので、後ろに座っている私はテーブルのものが落ちる。そして、食後のコーヒーがまだ残っていた時に、前の兄ちゃんがシートをおもいっきり倒してきて、その振動でコーヒーがこぼれた・・・全て私の上に!! 上から下までコーヒー塗れ。シートも床もコーヒー塗れ。本当に最悪の事態。通路を挟んで斜め前のおばちゃんが、どうやらツアコンだったらしく、色々とウェットティッシュ・ナプキン・水をビジネスクラスからもらってきてくれた。前の兄ちゃんも、少しは申し訳ないと思ったのか、ティッシュを差し出してくれた。しかし、そんな大事になっているのにもかかわらず、誰一人としてスッチーは登場しなかった。トイレに行こうと思っても大行列。もちろんトイレの中も期待は裏切らない・・・なんと液体石鹸が切れていた。そんなわけで、全身コーヒー塗れの12Hのフライトだったのだ〜*!!