パコと魔法の絵本

パコと魔法の絵本

やっと、観れました〜 中島哲也監督の『パコと魔法の絵本』!!★ 

先週のラーニングを経て、ちゃんと開始1時間40分前にチケットを購入。ふぅ〜*なんとかそれでもギリギリ前から2列目の席を確保して、ランチタイムに突入した。 

さすが、ナカテツ!!★ 期待通り、全く隙の無い演出で、めちゃくちゃ面白かったヨ〜!!☆ とにかく、爆笑して、泣いて・・・でもやっぱり爆笑して・・・笑いながら泣ける快感・・・究極のエンターテイメントだと思う。 
この映画は、後藤ひろひとの戯曲『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』を映画化した作品。私はこの舞台を観てないけど、なんとなくタイトルだけの記憶があった。(※なぜって、確かハセキョー主演で、当時私はハセキョー絡みの仕事をしていて、プロフィールに今後の予定として記載があったから。)どんな舞台だか全く知らなかったけど、奇妙なタイトルだからねっ。 

ナカテツ作品って、『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』しかり、かなりファンタジー要素の高いお話だが、とはいえベースがリアルな設定だったりする。しかし、今回の『パコの魔法の絵本』は、全てがファンタジー。ナカテツらしい色彩感覚とテンポ、一秒たりとも目が離させない芸の細かさが光る。最後は、アニメCG&実写のコンビネーションで、“これでもか〜!!★”・・・と言わんばかりの、次から次へ笑いのボタンを押されている感じ。全編アニメーションであってもおかしくないような演出を、あえて実写で描いているという感覚の方が近いかもしれない。まるで、『シュレック』等を観ているような感覚なんだけど、アニメではなく実写だったりする。・・・そして、なぜか泣ける・・・*

そしてそんな中、爆笑のキーを握っていたのは、やっぱりコメディー王の阿部サダヲ!! 彼の活躍ナシでは、こんな楽しめる作品には絶対仕上がらなかったと思う。でも、小池栄子もかなりイイ仕事していたと思う!! 土屋アンナは、何をやってもアンナだけど、やっぱりイイ味出すよねー。そして、最もギャップに驚いたのは上川隆也!! いつもマジメな役が定番なのに、あんなギラギラ緑スパッツ履いて“うふふ”とか言うなんてーっ。そして、主役の役所広司・・・演技ウマイッ!!★ アヤカ・ウィルソンも可愛いねぇー。 

とにかく、気に入った!!☆ 下妻、嫌われ松子より好きだわー。何が残るってわけではないんだけど、映画を観ているそのモーメントを、これほど純粋に楽しめる作品は、そうあったもんじゃない。素晴らしいエンターテイメントだね。

・・・そして私は、イヅミとミチから、「パコっぽい!!」・・・と指摘された。(※髪型がね。)ゲロゲ〜ロ♪ 

http://www.paco-magic.com/