ファミリーの集い(第3回目)

REiKO2006-10-15

4年ぐらい前から、親戚の親睦会が定期的に開催されている。私のような若い世代は、全く親戚同士で交流がまるで無かった。その状態を改善しようと、親戚中のドンが声をかけたのが始まりだった。そのドンとは、豊田章一郎。そう、豊田喜一郎の息子、つまり豊田佐吉の孫だ。何を隠そう、私は「発明王豊田佐吉の弟の一族で、つまり遠くではあるが、豊田佐吉と親戚なのだ。そして、その親戚の会とは、そんな豊田佐吉周りの親戚が集まる会であり、前回は2年前に静岡県湖西市豊田佐吉記念館を見学し、そして今回が第3回目で、名古屋の産業技術記念館で行われた。対象者約100人中、70人弱の親戚が集まった。 
朝は、10:30に現地集合。まずは、自己紹介や、一通りのご挨拶があった後に、写真撮影が行われた。私はひな壇最上段から思わず落下!! 後ろが壁だと思っていたら、なんとドアだったのだ。手でもたれた瞬間にドアが開き、支えきれず悲鳴をあげて落下したが、ヒールでも捻挫一つせず、自分の運動神経に感謝した。しかし、またもや大騒ぎしてしまい、一際目立ってしまった私・・・恥ずかしい* 
その後は、ランチ。マリオットホテルのケータリングが入っていたのだが、見かけはゴージャスだが味はイマイチ。しかし、演出は素晴らしかった!! この会の趣旨を伝えてあったら、ホテル側から色んなディスプレイが用意されていた。①豊田佐吉の生家のミニチュア版、②湖西(佐吉生家のある町)から朝運んできた柿の木、③10月に名古屋の駅前にオープンした新しいトヨタのビル「ミッドランド スクエア」の氷細工。ホテルというのは、本当にそういうところが素晴らしい!! 感動☆ 
お腹がいっぱいになると、産業技術記念館の見学会に移った。実は第1回目の親睦会がここ産業技術記念館で行われたのだが、その時はお昼を食べるだけで終わってしまったので、今回が初めての見学となった。自動車館と繊維機械館があり、それぞれ非常に興味深かった。気分はまるで社会科見学!! ただし、時間が無いので、サラッと見学。もっとゆっくりじっくり見たいなぁーって思ったが・・・。最後には愛知万博で見た、ロボットのラッパ演奏も聴いて帰った。この産業技術記念館を見学して、改めて佐吉の発明の凄さ、貧しい中でも、少しでも効率的に機織できる手法をどんどんと開発していった精神が十分に感じられ、改めて凄い人と血縁であることを誇りに思った。日本の産業の歴史を感じることができ面白い展示で、名古屋駅にも非常に近いので、名古屋に立ち寄った際には、見学してみることをお勧めする。
このファミリー集会は、私にとって自分のルーツであり家族を感じるとても良い機会になっている。親がトヨタグループで働いていれば、ある程度豊田家であることを意識して育ったのかもしれないが、私のように親が全く関係の無い仕事をしていて、なおかつ愛知県に住んだことも無いと、全くその実感が無かった。社会人になると、色んな人から関係について聞かれるようになり、改めて“勉強”しているぐらいだ。そして、最初は「私の親戚って皆たれ目なんだろうか?」とか・・・そういう興味から入ったんだけどね・・・面白い!!

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