40 JAHRE TOYOTA AG SCHWEIZ

モントルー観光から部屋に戻ると、パーティーの詳細情報、浴衣スタイルの寝間着と共に、特別の缶に入ったプロセッコが冷蔵庫で冷えていた。さすがの拘りっぷり!!
そして、スイス・トヨタ40周年パーティー!!☆
17:45に会場に集合し、1階で皆でシャンパンと共に、いわゆるアペリティフを楽しんだ。会場では、Frey家の皆さん、Rhomberg家の皆さんをはじめ、色んな知り合いとご挨拶。私のスケート時代の友達Leiko(スイス人と日本人のハーフ)と彼氏Henriにも会えたし、なんだか嬉しかった。(Henriは、Philippのところで働いているので、密かにLeikoと会えるかと期待していたのだ。)
19:00〜 2階のホールに移動し、GALA DINNERが始まった。お食事と式典行事を一緒に行うスタイルだ。ゆっくりお食事を挟みながら、スピーチや贈り物の贈呈など、色々あった。私はPhilippと同じテーブルに座っていたのだが、彼は司会進行まで行っていたので、バタバタで・・・* 最初は緊張していた様子だったけど、徐々に時間と共に緊張はほぐれた様子で、合間合間に私にお家で留守番している愛娘の写真を携帯で見せてくれたりした。もちろんエンターテイメントも素晴らしかった。出だしは、大きなカウベルを持った人たちの行列、そして日本から女性陣による和太鼓の演奏のコンビネーションや、アルプ・ホルン演奏(しかもメインは女性!!)と和太鼓の競演、そして可笑しかったのが日本人によるヨーデル!! なんとヨーデルおじさんは今日が60歳の誕生日だったらしい。今は日本に住んでいるが、元ヨーデル世界チャンピオンだとか!! ちゃんとアッペンツェル地方特有の格好で、アコーディオンを持って、スイスドイツ語で、笑顔で歌っていたよ〜♪ ビックリするぐらい上手い!! Philippはとにかく、日本とスイスの融合をテーマにしていて、この日本人ヨーデルおじさんも、インターネットで見つけて、即電話したんだってー!! その他にも、Walterへのサプライズとして、子供3人と甥2人によるトヨタの歴史を振り返るビデオがあり、これもめちゃくちゃ凝った映像だった。もちろん料理の仕切りも完璧で、デザートの頃、22:00ぐらい?!・・・私の席にインカムを付けて通りかかったFranzが「まだ2分押し」と言っていたぐらい。最初のシャンペンの乾杯についても、乾杯の3分前から注ぎ始めるのがトヨタのルールだと知り、かなりスタッフと事前練習したらしい。結果的に2分半で出来たんだって!! お料理は、基本的にFranzの会社FRANZOLIが仕切っていたのだが、1,000人規模のイベントを過去にこなしたことが無く、失敗が許されないイベントだけに、Anton Mosimannというスイス人ながらイギリスの王室に唯一ケータリングを行っているビッグネームとコラボレーションをしていた。基本的にはスイス料理だが、お肉と一緒に椎茸を使ったり、デザートは抹茶のクレームブリュレにしたりと、日本との融合を意識したメニューだった。メニューや会場のいたるところのイラストやデコレーションは、日本画を愛しているスイス人アーティストによるものだったり、Philippの拘りは徹底していた。もちろん言葉の問題も、基本的には標準ドイツ語で進行し、ちゃんと同時通訳のヘッドフォン付き。しかも、フランス語、イタリア語、英語、日本語、ドイツ語の5チャンネル対応!!(※ドイツ語は、日本人による英語のスピーチの時用ね。)最終的には888人の出席者を完璧に仕切り、盛況に時間通り23:00に終わった。
23:00以降は、また1階に戻り、約100人ぐらいは帰ったが、それ以外の客は残った。Pepe Lienhardというスイスではそこそこ有名らしいバンドの演奏などもあり、踊りたい人は踊って、深夜にはスナックとして、ラクレット(※スイスの代表的なチーズ料理)を食べ、飲んだ。GALAの時もマッターホルンと富士山のイラストがサイドスクリーンに映し出されていたが、1階にはリアルなマッターホルンと富士山の現物比の合成写真があり、その前で写真を撮ってもらうこともできた。最初は樽を付けた犬と一緒に写真を撮れたのだが、我々はそのチャンスをミスってしまった・・・残念* 結局3:00ぐらいにはさすがに疲れたのでホテルに戻ったが、Franzたちは朝7:00まで働いていたらしい。
とにかく、もの凄いイベントで、私は全てに感動した〜☆ いや、本当に・・・。広告屋である私は、もちろんプロの視点でどうしてもイベントを見てしまうところがあるが、それにしても完璧だったと思う・・・。いや・・・若干のミスはあったが、本当にそんなことは微々たるもので、全体のスケールを考えたら全く気にならないレベル。全ての仕切りやアイディアはPhilippが考えたとのことで、本当に素晴らしい仕事をしたと思う。・・・ホテルの部屋に戻ったら、ちゃんと引き出物にWalterのために作られた本や、このイベントのためにSpruengli(※スイスで最も有名なチョコレート屋)に特別に作らせた、抹茶を入れたチョコとメッセージカードがあり、とにかくこの拘りは素晴らし過ぎる。もちろん、全ての料理のフロアの仕切りをしていたFranzにも、母親であるEstherは鼻高々だった。立派な息子たちだもん・・・そりゃぁ、そうだよねー。

ファミリー企業の40周年イベントを、家族一団となって協力し合って、家族(Walter)のために完璧に仕切った彼らに、拍手・・・☆☆☆ 
そして私は、このイベントに招待されて、本当に嬉しかった。

この素晴らしいイベントを、言葉では説明しきれないので、下記URLの写真で感じ取ってください。↓
http://www.toyota-40.ch/  (※私も数枚写ってます。)