NHK杯について

豊の部屋with高橋大輔

今日は、日曜だけど出社。日直という、いわゆる緊急事態の時の応対当番だったからだ。本当は10年に1度ぐらいしかまわってこないはずの当番だけど、私は実は4年弱前にもやっている。その間部署移動があると、あまり関係ないのだ。何かあった時のために、ちゃんとスーツで出社しなけばいけない。午前中は仕事をして、午後からは NHK杯のハイビジョンで行われている生放送をじっくりテレビ観戦。 
男子のフリー・・・まずは大ちゃん、やってくれました!!☆ よかった・・・昨日の安藤美姫があまりにも悲劇的な結末だったのに比べて、やはり決めるところで、ちゃんと最低限のパフォーマンスをする高橋大輔って、相当成長したなぁーって思う。4回転がこけても、その他は上手くまとめたし、ちゃんと日本国民の期待に応える演技をしたよね!! ショートはスピンが怪しかったけど、フリーはちゃんとその辺もしっかりしてたし、4回転が入らなかった以外は、本当に良い出来だったと思う。モロゾフコーチも、昨日のミキティのこともあったのか、大ちゃんの出来にホッとして涙ぐんでいたからね。ショートで見事4位に入った南里康晴、結局11位のフリーで、総合10位・・・やっぱりダメだったかぁー* 
その後、ハイビジョンで毎年恒例の名物コーナー「豊の部屋」に釘付け!!★ 日本人選手、外国選手を呼んで来て、樋口豊先生がNHKのアナウンサーと一緒にKISS & CRYでインタビューを行う企画。やっぱり樋口先生独自のキャラで選手も和むから、インタビューを受ける選手たちも、比較的かしこまった応対というよりは“素”の状態でいられるのが、このコーナーの最大の魅力。やっぱり、選手も樋口先生だと安心するんだろうね・・・。エキシビションが始まる前の「豊の部屋」第1部を見て、16時になり、私の日直勤務を終え、急いで「豊の部屋」第2部(※製氷中)に間に合うように帰宅した。そして家で、大ちゃん&樋口先生の会話で観て楽しんだ。・・・というより、かなり笑った!! 去年も、大ちゃんがゲストの時が一番面白かったかもしれない。そんな評判もあってか、今年の目玉は、NHKが樋口先生に内緒で用意した若き頃の樋口先生のVTR!! 大爆笑!!★ 大ちゃんも「観れてよかった。」と言っていたが、私も観れてマジ大興奮!! お得意のチョックトゥやってるしー!!★ (※チョックトゥとは、私がかなり苦手としていたステップの一種。)それにしても、大ちゃんの色んな突込みに対する受け答え方が、かなり上手だと思った。この子、実は頭がイイんじゃないかな?!★ その他、豊の部屋で印象に残ったのが、女子シングル優勝のCarolina Kostner。この子、ジュニア時代から、本当にいつも可愛いコスチュームを着ているなぁーって感心していたし、当時からトリノ五輪の星と期待され続けているけど、やっぱりフリーになるとミスが多い子・・・っていう印象が大きい。今回のフリーもけして良い出来ではなかった。でも、この「豊の部屋」での彼女の受け答えを観て、なんだかその原因が分かった気がした。とっても才能に溢れる子で、スタイルも抜群で目立つけど、イイ子過ぎるところに問題がある気がした。真面目で、素直で、きちっとしている感じ。フィギュアスケート選手は、多少性格がキツイ方が良かったりもする。やっぱり“私も見なさい!!”と言わんばかりの演技をするには、かなりの自信・度胸・根性・負けん気が不可欠だけど、Carolinaはちょっとイイ子過ぎる気がする。精神的に弱いことは、自分でちゃんと理解している様子で、私の中でちょっとCarolinaに対するポイントが上がったよ。あとは、安藤美姫がちゃんと「豊の部屋」に登場したこと。樋口先生が一生懸命励ましていた。
それにしても、やっぱり安藤美姫のショックは大きい!! 確実に勝てる試合で、ボロボロコケまくってフリーで7位、総合4位とになったのは、想定外の結果だよね。確かにSKATE AMERICAの時も、作シーズンから技術的にも、踊りも上達をしていて、さすが天才・・・って思ったけど、同時に全体的に“勢い”というか、明るい前向きな気持ちに欠けているような印象を受けた。そして、NHK杯にて、その精神的な弱さが全面に出てしまったのよね。トリノでのグランプリ・ファイナルを意識し過ぎたのかな?!* でも、その裏で、武田奈也ちゃんが頑張って、見事総合3位!! トリプル3種類しか跳べない中では、最高の結果だと思う。大失敗する人がいると同時に、活躍する人がいて、本当に良かった!!☆