クワイエットルームへようこそ 

クワイエットルームへようこそ

松尾スズキ原作「クワイエットルームへようこそ」の映画を観た。本当は、映画は原作を読んでからと思い、イヅミから本を貸してもらっていたし、ミチも既に読んでいた。全く長い小説でも無いのに、なんだかここ最近鬼のように仕事が激務で読書どころでは無く、最初の2章だけで止まっていた。まぁ、いいや・・・映画観ちゃえ!!★ 原作を既に読んでいるイヅミとミチに連れられて観て来たのだ。 
この映画、監督・脚本全て松尾スズキによるものなので、あまり原作とのギャップは無いものだろう。(まぁ、私は最初の2章しか読んでないレベルの発言だが、ミチが原作と同レベルだと関心していた。)主人公の明日香・・・かなりのおバカさんでぶっ飛んでいるが、内田有紀にははまり役だと思った。最近、内田有紀って、馬鹿キャラが似合う気がするし。そして、その他のキャスティングも見事!! 本当に色んな濃すぎるぐらい濃いキャラクターばかりが登場するお話だが、それを皆とても素晴らしく演じていたと思う。特にりょうによるナース江口。大竹しのぶもキャラ全開でした。そもそも、薬の過剰摂取でオーバードーズ閉鎖病棟に送り込まれるという、かなり現実では考えられない話。登場人物も、相当いっちゃってる。・・・でも、そのキャラクターがリアルに感じられるのが、この松尾スズキの不思議なマジックなのかもしれない。 
このお話、実は結構ディープで暗いテーマなの。主人公が、どんどん自分の愚かさ、そしてその現実に直面するという内容だから・・・。でも、かなり笑えるポイントもある。これも、松尾スズキの世界なんだろうね。(※私、まだ松尾スズキのこと、語れるほど良く知らないけど*) “良い映画だった”とまでは言いきれないけど、観てよかったよ。