So You Think You Can Dance Season 3

So You Think You Can Dance Season 3

ようやく先週で、So You Think You Can Dance Season 3」の日本での放送がファイナルを迎え終わった。アメリカでは夏に放送されているもので、正直優勝者とか、誰が残るかは知っていたけど、それでも迫力あるオリジナルな振り付けのダンスを毎週大好きで楽しみに観ていた。ファイナルは今までの好評だったナンバーをもう一回やってくれるから、とにかく見ごたえがあって、この週末も再放送を観たり、録画したのをひたすら観ている感じ・・・。 
Season 2も、かなり感動するナンバーが多かったけど、今回も素晴らしいナンバーが沢山あったよね!! 私のお気に入りの振付師Wade Robson (Jazz)、Mia Michaels (Contemporary) の2人の振り付けは、どれも素晴らしかった。Shane Sparks (Hip Hop) は、たまにイマイチの振り付けの時もあるけど、カッコイイやつもいくつかあった。そして、今回好きになった振付師は、Mandy Moore (Jazz) で、いくつか本当にカッコイイナンバーがあった。 

優勝者は、初めて女子のContemporaryダンサーのSABRA!! ・・・最初TOP 20になって最初にペアを組んだ時、かなりイマイチだと私は思ったのだが、なんとか生き残ったら、そのうちどんどん頭角を現したんだよね。しかも、彼女のスゴイところは、ダンス暦がたったの4年だという!!★ いや、4年にしちゃぁ、有り得ないでしょっ?!* っていうぐらい上手いので、吸収力が速いのだと思われる。よって、どんどん上位に上がって行ったような気がする。Hip Hopだけはちょっと音のとり方が甘いと思うけど、それ以外のジャンルはどれもそつなくこなし、しかもノビノビ自然体で踊っている姿が、アメリカ視聴者の高感度を上げたのだろう。そういう意味で、彼女の優勝は微笑ましい。 
技術的に一番スゴイと言われていたのは、準優勝Contemporary/BalletダンサーのDANNYだよね。彼のテクニックは美しスギ!! しかも、Season 2の準優勝のTRAVISのお母さんのスタジオでダンスを習得したらしく、TRAVISとの関係が怪しい・・・と思ったのは、私だけ?!* 今回Top 10に入ったJAMIETRAVISのお母さんのスタジオの生徒らしく、どういうレッスンをしたらこんな素晴らしいダンサーたちが育つのかと、驚くばかり!! 
こちら、DANNYのSOLO ↓

女の子で、ダントツ強かったのは、Top 4まで残った、昨シーズンの優勝者BENJIの妹であるLACEY。BENJIと同じく、WEST COAST SWING / LATINを得意とする社交ダンサー。そもそも、昨シーズンはBENJIの従姉妹HEIDIもTOP 4入りしていて、この2人で踊ったMAMBOは最強だったけど、・・・このファミリーはヤバイ!!★ LACEYも、BENJI以上に全米チャンピオン回数が多いらしく、最初から何を踊らせても、安定して上手く、明らかに女子一番のダンサーだった。もちろん社交ダンサーなので、ソロは少し弱いけど、お兄ちゃんBENJIと同じくアピール力(人を惹き付ける力)があるのだと思う。さすが、チャンピオン!!
これ、LACEY & DANNYによるSAMBA ↓(※Season 2のDMITRYの振り付け)

今シーズンの私のお気に入りダンサーは、B-GIRLSARAB-GIRLとはいえ、ただのブレイカーではなく、何でも踊れる子。Top 8で終わってしまい、次が残れていたとしてもTop 4に入れるほどのモノは持ってなかったと思うけど、私は彼女のパワフルさと笑顔で踊る感じが好きだった。 
こちら、SARA & PASHAによるWEST COAST SWING ↓(※Season 2の優勝者BENJIの振り付け)

あともう一つ、SARA & NEILによるDISCO ↓ NEIL(3位)の技も光ってるよ。

それにしても、今回はSARAがB-GIRLだったけど、B-BOYのDOMINIQUEもTOP 8になったのが素晴らしい。個人的にDOMINIQUEは好きじゃなかったけど、Break-Dance & Hip Hopしかやったことが無いのに、TOP 8まで残ったんだからね。 
同じく日本人のHOK(小西北斗)が検討してTOP 12になったんだよね!!★ HOKは、Season 1から挑戦していて、Season 2はかなり惜しく、TOP 20に残すメンバーを発表する時に、彼が学生ビザしか持ってないことが発覚して、敗退せざる終えなくなったんだよね。だから、今回3度目にして、ビザも持って戻ってきて、TOP 12まで残ったのはスゴイよ。しかも、イギリス訛りで、絵が上手くて、バイオリンを弾くというユニークな男だよね。その後ツアーも回れることになり、LACEYと付き合っているとの噂も・・・。
こちら、JAMIE & HOKによるWade Robsonの"Hummingbird & Flower" ↓ 今シーズンのWadeの作品の中でもかなり感動したナンバー。 

Wade Robsonの好きな振り付けは、その他にも本当にいっぱいあった。TOP 4で、LACEY & SABRAの女子2人が踊った"Mother Fox & Baby Fox" は、審査員Nigel、Maryからウケが悪かったけど、私はこれも東洋的な感性が表現されていて、ステキで好きだった。(Nigel、Maryが理解できなかったのは、文化の違いかしら?!)
特に印象的だったのがコレ、LAUREN & NEILによる"Angel & Devil" ↓ ・・・他にも上げたらきりが無い。 

Mia Michaelsの振り付けも、どれも素晴らしかったけど、一つ私が泣きそうになったナンバーがあって、それはMiaと亡くなったお父さんが天国で再会して踊るという設定のダンス。披露したのは、LACEY & NEIL。テクニックとかは二の次で、とにかくエモーショナルな踊りが素晴らしく、本当に感動した☆↓ 

こちらは、今シーズン好きになったMandy Moore振り付けの、SABRA & NEILによる会議室の踊り。↓ オーソドックスなJazzだけど、コンセプトがあってクール。

Shane Sparksの振りでは、今回はTOP 8全員で踊ったナンバーがMATRIXっぽくて、カッコ良かったね。↓

・・・あ〜それにしても、私もこんなに上手く踊れたらなーって、羨ましく思う。私も、Jazz、Lyrical、Contemporary的な踊りもやりたくなった。でも、数年前に痛めた脚が悪化して、Hip Hopを踊っている分には、あまり影響は無いけど、それ以外では左足が上げられないから辛いよねぇ・・・。東京で、誰かLyrical、Jazz、Funk、Hip Hopをオール・マイティーに取り入れて振り付けする人いたら、習いたいナァー。