大いなる陰謀(LIONS FOR LAMBS)

Robert Redfordが監督アフガニスタンにおけるアメリカの対テロ戦争を題材とした映画「大いなる陰謀」(LIONS FOR LAMBS)を観てきた。Meryl Streepのファンである母親と一緒に・・・。この映画は、まさにアメリカの現状を問題定義した映画であり、野心家の議員、真実を追い求めるジャーナリスト、学生に希望を抱く大学教授、それぞれの視点、思惑が描かれいる。
この映画は、シリアスなテーマを扱った問題定義型映画であること、そしてキャストは豪華であること・・・この2点に尽きると思った。アメリカの現状を様々なベクトルから捕らえた内容で、この映画で伝えようとしていることは解かった。しかし、それ以上のものは私には伝わって来なかった。ぐっと惹きつけられる何かが足りなく、「BABEL」や「CRUSH」のようなレベルには到達していないと思った。ぶっちゃけ、演出次第でより素晴らしい作品になったのでは無いかと思う。そう思うと、Robert Redfordって監督の力量として、どうなのかしら?!* 前半は少しダレる展開だったし、それこそ素晴らしい大物キャストに助けられた映画のように感じた。
それにしてもRobert Redford、数年見ない間に顔がしわくちゃになっていて、ビックリした。それに比べてTom Cruiseって本当に老けないよねぇー。
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