やっぱり不思議な全日本フィギュア 

フィギュアスケート全日本選手権・・・やっぱり不思議な大会だよねー!!
今年の男子は、まぁ妥当というか、そんなに驚きは無かったし、織田信成小塚崇彦無良崇人がトップ3で、この3人が3月の世界選手権大会日本代表だというのも納得。演技的には、織田信成はやっぱりピンとこなかった。ジャンプは素晴らしいんだけど、イキイキしている感が無いのよねー。やっぱり、ロマンチック系のプログラムが合ってない気がする。小塚崇彦は期待通りな演技、無良崇人は若干ボロボロだったけど、他がもっとボロボロだったから救われたね。四大陸選手権は、無良崇人の代わりに南里康晴が代表になるとのこと。 
しかし、女子!! こっちは、なかなか納得できない結果だった。そもそも全日本選手権は、いつも選手たちも代表争いの大会だけに、独特の緊張感を持っている。会場の雰囲気も国内試合独特。日本スケート連盟の政治も若干入る。だから、結果もいつも微妙だったりする。今回は、浅田真央が優勝したことで、なんとなく円く収まったような気も一瞬はするが、それにしても村主章枝の点数が高すぎた!! ショートの時から、出来のわりには若干点数が出過ぎている気がしていた。しかし、フリーにあそこまで点数が出るとは!! 確かに良い出来だったが、浅田真央鈴木明子よりも4点以上も高い得点って、どうなの?!?!★ (※村主章枝121.27、浅田真央117.15、鈴木明子116.96、安藤美姫109.07)なんか、トリノ五輪代表争いの全日本選手権の時を思い出させるような結果だ。あの時も村主章枝のフリーの出来が良くて、優勝したのだ。うーん・・・考え深い。私はジャッジの勉強をしているわけじゃないし、偉そうに言えた立場じゃないから、あくまでも個人的な意見だけど、やっぱりトリプル3種類しか跳べず、若干ランディングミスもあり、スピンもレベルを取れるものを入れてきているが、あまり美しくなかったり、表現力に関しては鈴木明子には劣ると思うし、この高い得点はちょっと微妙過ぎる。確かにスケーティングそのものやスケート技術はお上手!! スケートを滑ることに関しては、恐らく一番上手いと思う。でも、曲の同調性だったり、メリハリの付け方とか表現力は、そこまで上手いとは思わない。個人的に村主さんは応援しているし、いつまでも諦めずスケートに打ち込む姿は素晴らしいと思う。じゃぁ果たして村主さんは世界選手権でも同じような5 Componentsの得点がもらえるだろうか?!?! ・・・そう考えると、首を傾げたくなる。そして、結果は世界選手権代表が浅田真央村主章枝安藤美姫の総合成績順。四大陸は、安藤美姫に代わって鈴木明子となる。鈴木明子はあそこまで良いフリーを滑っただけに、ショートで点数が伸び悩んだのが可哀想。惜しかったね。そして、確かに安藤美姫はショートがとっても良かったからね。フリーに関しても、グランプリ・ファイナルから曲を変えて、とっても良くなったと思う。まだグランプリ・ファイナルの時はただ曲が流れている中でジャンプを跳びまくっている印象しかなかったけど、今回全日本ではとっても曲を上手に捉えられるようになったと思った。ジゼルよりは似合っているね。(またインタビュー時に泣いちゃったのは、ちょっと余計だったかもだけど・・・。)そして、ショートトップだった中野友加里、やっぱり変なプレッシャーや緊張があったんもか、ミスが出て本当に残念だった。本当に悔しいだろうね。 
何がともあれ、四大陸、そして世界選手権・・・皆が良い演技が出来ることを祈るよ!!