BEYONCE ”I AM...” - Tour

今年のSUMMER SONICのヘッドライナーBEYONCE様の単独公演を観てきた。既にサマソニで観ているから、まぁそんなに期待はせずに･･･と自分に言い聞かせて観た。

案の定、8割ぐらいはサマソニと一緒だった。残りの2割は、例えば「Listen」を歌ったり、最後にマイケル・トリビュートとして、「Halo」を"Michael, I can see your halo" と跪いて歌っていたぐらいなものだった。　
期待していた宙吊りは無かった･･･　どういうコト?!＊　

残念ながら、そんなに良いコンサートではなかった。サマソニの方がワールド・ツアーの前半（しかも野外）だったからかもしれないが、もっと気合が感じられた。

もちろん1回目に観るのと、2回目に観るのでは、ワクワク感が異なるのは分かる。しかも、つい最近に同じ会場で、素晴らしすぎるBLACK EYED PEASのコンサートを体験した後だから、別モノだと分かっていても、無意識に比較してしまっているかもしれない。
しかし!!　サマソニの時は、色んな人が「ビヨンセ凄かった」「ビヨンセ良かったよね」と言っていたが、今回のツアー観た人は皆、「セットしょぼかったね」「前のツアーの方が良かった」「手抜きじゃない？」「ダンサー少ない上に下手」とイマイチの反応。･･･つまり、やっぱり何かが足りなかった気がする。私が個人的に気になったのは、曲順。いやいや、"I Am..." と　"Sasha Fierce"で、ビヨンセのキャラが移り変わるという映像があるのだが･･･だったか曲順もそうすればいいのに、ひとしきり"Sasha Fierce" のガンガン踊りまくりソングをやった後に、その映像観せられてもねぇー･･･。ホント、構成は、かなりもう少し検討の余地があったと思う。
でも、途中センター・ステージで 「Irreplaceble」を歌っていた時は、ビヨ様も嬉しそうだったので、それが何より良かったかもしれない。あと、マイケルトリビュートと、映像ね。

そして、今回のコンサートで気付いてしまったことがある。やっぱり皆デスチャが好き!!★ っていう事実。デスチャのメドレーをやると会場がやたら盛り上がる。更に、ビヨ様お着替えタイムで、ダンサーたちだけがステージでデスチャ・メドレーで踊っている時の盛り上がり様も凄かった。やっぱり、ガールズ・グループのパワーだね。　

しかし、やっぱりビヨ様は、あくまでもビヨ様。美しいし、迫力あるし、キラキラ衣装も可愛いし（たまにレオタード以外も着て欲しいところだが･･･＊）、今ワールド・ワイドで最も旬なアーティストであることは間違い無い。でも、無理してジャンル広げようとする焦りだったり、結婚して少し落ち着いてしまった感は否めない。来年、再来年、ビヨ様が今度どういうアーティストになっているのか、ここが一番面白いところかもしれない。